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[テスターレポート]大石浩史Vol.54 サーフを始める方へ!

静岡の大石です。
今回は「これからサーフの釣りを始めたい」という初心者向けのレポートです。

まずはタックル
ロッドは10フィート前後がオススメです。
その理由は飛距離、取り回しの2つ

10フィート前後の長さがあると、飛距離が必要になる時に有利になります。「じゃあロッドは長いほど良い?」という質問をされた事がありますが答えはNOです。ロッドが長くなれば飛距離は出るようになりますが、重くなるし、振り抜く為の筋力が必要になります。砂浜を歩きながら数多くのキャストをするサーフの釣りには致命的です。

あとは波への対応でロッドの長さが必要になる場面があります。波が高いとラインが波に取られてしまいイメージしたコースやレンジを通せなくなってしまいます。ラインが波に取られないようにある程度の長さが必要になります。

逆を言えば、飛距離が不要で波が低ければ短いロッドでも問題ありません。「とにかくフルキャスト!」というアングラーが多いですが、ブレイクが近かったり波打ち際のヒラメを狙う場合は飛距離は必要なかったりします。

なので最初はシーバスタックルを流用するスタイルでも全然OKだと思っています。釣りをするなかで、投げるルアーやポイントの距離に応じて長めのロッドを購入すれば良いと思います。

10フィート前後のロッドは飛距離と取り回しのバランスが良いのでオススメしています。自分はレクシータ107MMを愛用しています。長さもバッチリですし、何より軽いので長時間の釣りでも疲れにくいのが魅力です。

 

リール
使うロッドにもよりますが、さきほどオススメした10フィート前後のロッドなら3000~4000番のハイギアがオススメです。スプールが小さいとラインの放出抵抗が大きく飛距離が出にくくなります。かと言って大きすぎると重くなってしまうので3000~4000番台が丁度良いと思います。また、サーフは外洋に面している事が多く、風が強い時もあります。そんな時にハイギアモデルだと、着水時の糸フケを素早く巻き取れるので使い勝手が良いのでオススメです。

 

あとはウェーダーとライフジャケット、帽子が必要です。
自分の身を守るライフジャケットと帽子は必ず身に付けて釣りをして下さい。

 

最後がルアー。
自分はミノー、バイブレーション、シンキングペンシルの3つに分類しています。
ミノー:アストレイア127F-SSR
バイブレーション:キールバイブ75
シンキングペンシル:コラボぶっ飛び君95S

極論を言ってしまえば、この3つがあればなんとかなります。これらをベースに、レンジやアクションが異なるルアーを使う事で細かな対応が出来るようになります。例えば、ミノーはサイズダウンのアストレイア99F-SSRや、アクションが違うフルフロウ120SSP、バイブレーションなら波動が違うスライトエッジ90、シンキングペンシルなら細身で表層を探れるバロール130、喰わせの力が強いドリフトペンシル90などをローテーションさせていきます。

 

ここまで揃ったらサーフでヒラメが狙えます。

いざサーフに着いてどこで投げればいいのか?

以前のレポートでポイントの見つけ方をいくつか紹介しています。
サーフのポイントの見つけ方。その1
サーフのポイントの見つけ方。その2
サーフのポイントの見つけ方。その3

シンプルに言うと、サーフ全体を見渡して何か違う、何かおかしい、何か怪しいなど少しでも変化に気がついたらルアーを通してみてください。

 

それと今まさに一年で一番ヒラメが釣れるシーズンです。
これからやってみようかなって思っている人は今です!

 

先日の釣行でも周りと波の立ち方が微妙に違う場所があったのでそこへルアーを投入しました。アストレイア127F-SSRにすぐに食いついてきました。

ほんの少し周りと違うだけのポイントでした。

皆さんもハイシーズンの今、サーフでヒラメを狙ってみてください!