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[プロスタッフレポート]前田泰久Vol.59 透過系パールの強さ

こんにちは、プロスタッフの前田です。
今回はカラーのお話です。

僕のレポートや個人ブログを見て頂いている方はお気づきかもしれませんが、バロール90が発売されるまではパール系カラーでの釣果写真が極端に少なかったんです。

それまでのエクリプスのパールは、一部を除きベタ塗りに近いパールが多かったんです。東京湾奥の水質は豪雨の後や夏の赤茶の潮を除いて、「ステイン」と言われるササ濁りです。そんな水質にマンションやビルの明かり、常夜灯が入るため、ベタ塗り系パールだとアピールが強すぎる感があり出番が少なかったのです。

ただパール系はハマる時は連発するカラーなので、程良いアピールの「透けパール」と呼ばれる透過系パールの必要性を強く感じていました

 

そこでバロール90のカラーを決める時に『透過系パールをラインナップに入れたい』と希望を伝え、実現したのがナイトクラウンです。

光を透過させることでパールのアピールを程良く抑え、ササ濁りはもちろん干潟などの澄潮でも抜群の釣果を残しています。エリアや季節を問わずに使えるよう、透け具合にはこだわりました。

そして昨年発売したバロール130の新色ホワイトローズも透過系パールカラーです。

表面をマットコートしているのでナイトクラウンよりも発色が良く、同じ透過系パールでも若干アピールが強いのが特徴。濁りが強めの時でも魚・アングラーの双方から認識しやすいような配色にしています。

 

使い分けとしては、潮の濁りが強めならホワイトローズを、逆にササ濁りや澄潮の場合はナイトクラウンを軸に使っていきます。

またアピールが強めのホワイトローズでサーチし、魚の反応に合わせてナイトクラウンでフォローといったローテーションも良く使っています。

あとホワイトローズは、そのアピールのおかげか一撃必殺の働きをしてくれることが多く、先日も運河では珍しいランカーフィッシュをキャッチ出来ました!

 

そして昨年、遠征取材で訪れた宮城の追波川でランカーを連れてきてくれたのがナイトクラウンでした。

ササ濁り=透過系パール

東京湾以外でも濁りに合わせてパールを使い分けることで釣果を増やせるハズです。是非お試しください!