厳しい寒さに加えインフルエンザが流行っていますが、皆様体調は大丈夫でしょうか?
今回は東京湾の冬の定番となった『ボートシーバスのランカー便』のお話。
シーズン終盤となってしまいましたが、最近は雑誌やTVなどでもやっているので気になった方も多いのではないでしょうか?
そんなボートシーバスのランカー便の人気の理由はやっぱり魚のサイズが大きい事。状況が良ければ80cm、90cmが連発なんて事もあります。そしてなんといってもお手軽であるということ。最近はトイレが付いているボートも多く、女性の方も安心して乗れるようになってきました。
ベストシーズンは12月から2月頃。産卵に絡む魚や回復待ちのアフターの魚を沖のベイトや潮目周りでじっくり狙っていきます。使用ルアーはミノーを中心にバイブやジグでローテーションをしていくのがセオリー。
この日はシンキングミノーでサーチしていましたが、徐々に魚の活性が上がり始め着水2~3巻きでバイトが出るようになりました。ただ距離もそこそこあるうえ、着水直後だとアングラー側もフッキング出来る体勢になっていないことや、ルアーのスイム姿勢も安定していない場合もあり、最終的に上手くフッキングにもちこめず「乗らない」状態になってしまう事が数回。
つまりシーバスが捕食するレンジよりもルアーのレンジが深かったのです。
そこで使用したのがアストレイア127F-SSR。
SSRはSemiShallowRunnerの頭文字。セミシャローランナーは「シャローランナーより少し下」という意味合いですが、見方を変えると「シンキングルアーより少し上」とも取れます。元々カッ飛ぶルアーなので飛距離は問題ありません。そしてアクションはウォンブンロールなのですが、速めのリトリーブをするとシーバスには少し暴れすぎ感じがありウエイトを貼ってアクションを抑えました。
アストレイア127F-SSRに変えて数投。ランカーには少し届きませんでしたが、狙い通りのレンジから見事グッドサイズを引きずり出す事が出来ました。
先週のニンベンさんのレポートと内容がかぶってしまいましたが、ウエイトを貼ってアクションを抑えるチューンはナイトゲームだけで無く、今回のような速いテンポのデイゲーム、流れの速い場所でも応用できるチューンです。これをモノにすると獲れる魚が増えるので是非チャレンジしてみてください。
今回はボートロッドの他にスピードハウンド810MMLを持ちこみました。ボートでも8~9フィートのロッドがあると飛距離が出るため広範囲をサーチできたりファイト面でもメリットがあったりします。ただ遊漁船ごとにルールがあるので事前に確認しておくと安心です。
東京湾のボートシーバスゲーム。産卵に絡むランカー便はシーズン終盤ではありますが、今年はまだ遅れ気味なのもあり、タイミング次第でまだまだ狙う事も可能な感じですよ。その後も四季を通して様々なパターンで楽しめます。仲間と和気あいあいとやるもよし、一人でストイックに狙うもよし、気軽だけどテクニカルなゲーム楽しんでみてください。