ニンベン仲村です。
前回のレポートに引き続き、ソルティ8月号の宮城磯マルの記事に掲載できなかったり、詳細の解説を出来ていない魚ご紹介します。
まずは潮位の高い朝マズメに藻場で誌面を飾った良型をキャッチ。その後、前回のレポートで紹介したとおり、潮位が下がった9時頃にランドラゴ120Fでアイナメをキャッチしました。しかし干潮が近くなると藻が水面に出てきてしまい、さすがに藻場を攻められなくなったので、水深のある外向きの岬に移動しました。そのタイミングで風が少しずつ強まりウネリが入ってきました。
岬でも、まずは藻場と同じ攻め方でアストレイア127Fハイビートとアストレイア127F-SSRをスローリトリーブで通していきますが反応はありません。
徐々に強まってきたウネリが入るたびに強いカレント(払い出し)が発生しています。磯の経験が多くない私から見ても、とても良さそうに見えます。
ポイントはこんなイメージです。
しばらくアストレイアシリーズで探りますが反応は無く、カレントが発生するとアストレイアではバタついてしまうので、流れに強いドリフトペンシル110にチェンジ。
ここで、私が知っているパターンを試してみることにしました。
井上友樹さん、テスターの松本真吾さん、丸山政寅さんをはじめとした磯のエキスパート達の言葉を思い出します。
カレント×ストラクチャー
熱いのはカレントとストラクチャーが絡む場所だったな。
波待ちしようね
そうだった。無闇に投げちゃダメなんだよな…
大きなウネリが入るのを待ってから沈み根の奥にキャスト。
ルアーが沈み根に差し掛かる時に、強いカレントが発生して引き抵抗が一気に重くなる
ドリペンは漂わせろ
漂わせる…か。
リトリーブを止めて、引き波パターンのようにルアーを沈み根の上でステイさせていると
ギラッ
沈み根から何かが出てきた!
ドゴッ
バイトだ!
高めの足場だったので魚が良く見えました。ハーモニカのように喰っているのが見えたので、落ち着いてファイトできたと思います。
そして波のタイミングを見て何とかランディング。
駆け付けた佐藤さんが目をパチクリしている
「ド干潮の外向きっすか??」
話を聞くと、今年はベイトの接岸が少なく藻場にストックされたシーバスを拾っていくのがベターで、外向きの岬を狙っているアングラーはかなり苦労していたそうです。
そんななか偶然かもしれませんが、不調の外向きの岬で、潮位的にも最悪なド干潮に釣れた一尾に驚いたそうです。
私としては、写真のようなベタ凪の磯のワンドで釣れる藻場ゲームは衝撃でした。このパターンが他のエリアでも通用する可能性を感じました。
そして私の知っているパターンでも宮城の魚は反応してくれました。
豊かな宮城の海と、佐藤さんに感謝!
遠征先で自分の知ってるパターンを試す
遠征先で知ったパターンをホームで試す
これは遠征の醍醐味の1つだと思います。
皆様もチャンスがあれば刺激溢れる遠征に出かけてみて下さい。
Rod:VARIANT REXEATER107MM
Line:VARIANT PE1.5
Lure:DRIFT PENCIL110