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[テスターレポート]大石浩史Vol.58 美味しい竿抜けポイント

静岡の大石です。
寒波の影響で列島各地でかなり冷え込んでますね。

 

私のホーム遠州サーフも相当冷え込んで…

と言いたいところですが、例年より水温が高めでまだヒラメが狙えます。しかもこの時期は座布団ヒラメが期待出来るので、寒い朝でも多くのアングラーが並んでいます。

そんな遠州サーフですが、最近はメタルジグやヘビーシンキングペンシルなどで飛距離を武器にヒラメを狙う方が増えてきました

 

確かに飛距離は間違いなく武器になりますが、その飛距離のせいで攻め切れていない場所もあるのではないでしょうか。

 

自分も良くやってしまいますが、こんな経験ありませんか?

 

フルキャストで100m!

ボトムを取ってリトリーブ開始

集中してリトリーブ

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そろそろ波打ち際かな?と速巻きで回収

なかなかルアーが帰ってこない。。。

結局20~30m速巻きで回収。。。。

 

これって手前を攻め切れていないですよね?

 

自分の経験的には、手前まで入って来るヒラメは高活性の場合が多いと感じます。波打ち際でヒットする時、ヒラメが波の中を追ってくるのが見えますよね?浅い方がベイトを追う距離が少ない、捕食が成功しやすい、そんな理由があるのだと思います。

とにかく手前のヒラメは活性が高いんです!

 

なので自分は手前から狙って反応が無ければ狙いを沖にシフトするようにしています。前回のレポートでも紹介している通り、年末から1月にかけてフルフロウ120SSPだけで何枚もヒラメをキャッチしています。その殆どは手前20m以内でのヒットです。昨年の座布団ヒラメは手前10mでのヒットでした。

手前を狙う時はスローにアプローチできるミノーが有利です。自分はフルフロウ120FSSPアストレイア127F-SSRを潮位で使い分けています。ちなみに、この中で一番飛距離の出るフルフロウ120SSPなら50~60m飛ぶので十分勝負になります。

 

 

手前狙いのもう一つのメリットが手返しの良さです。

アバウトな話ですが、重量系ルアーを100m投げて巻いて来る間に50m飛ぶミノーを2キャストできます。キャストする方向を変えたり移動しながら行えば、より細かく、より多くの場所にルアーを通す事が出来るので釣れる確率が上がります。

 

そこまでやっても釣れなかった時、沖でナブラが出ている時に飛距離が出る重量級ルアーにローテーションするようにしてます。

 

「飛距離=武器」は間違ってはいません。飛距離があることでルアーを通せる範囲が広がるのでヒラメに会える確率が上がるのは確かです。ただ、飛距離の出るルアーが主流になった今だからこそ、遠くばかり意識してしまい手前が竿抜けになっているのだと思います。高活性のヒラメが入ってくる美味しい手前を、是非ミノーで狙ってみてください♪