REPORT

[プロスタッフレポート]前田泰久Vol.49 開発テスト③実釣テスト

こんにちは。プロスタッフの前田です。
前々回はアクションテスト、前回はキャストテスト、とルアー開発のテストについて紹介してきましたが、最終回です。

 

今回紹介するのは実釣テスト

アクションと飛距離で納得のモデルが出来たら、いよいよ切削マシンで削りだしたモデルから金型で成形した製品版へ移行します。


上が削り出しモデルで下が製品版です。
この時点でエラなどの顔周りの模様が入り、表情が変わってきます。

 

ここで言う「実釣テスト」は、金型で成形した製品版が予定のアクションと相違無いか確認しながら、実戦で使い込んでいく作業です。

もちろん削り出しのモデルでも魚は釣っています。アクションテストの段階で魚の反応を確認しながらアクションを決定しています。

私もバロール90の監修をさせてもらうまでは、アクションテストと実釣テストを混同していました。メーカーによってテストの名称は異なるそうです。

削り出しモデルは、アクション確認の為にカラーを塗っているのでクリアカラーが無かったりします。金型完成以降はカラーも含めてより実戦的に使えるようになってきます♪

 

そしてカラーサンプルが上がってくるのもこのタイミング。
暖めていたアイデアやイメージを塗り絵で共有しミーティングで決めていきます。

希望カラーが金型のボディに塗装されて上がってきます。実際にボディに塗装されてくるとイメージと変わるので微調整を行います。

 

バロール130のカラーが商品ページにアップされていますね。その一部を紹介します。

新色として透けパール+マットをベースにしたホワイトローズをラインナップ

#154ホワイトローズ

 

また、既存色ではアストレイアシリーズで大人気のリアルキビナゴなどの外洋系カラーもラインナップしています。

#015リアルキビナゴ

 

カラーについては別途、細かく紹介するかも?

 

 

以上3回に分けてお伝えしたレポート如何でしたでしょうか?

メーカーによってテストの方法や名称、順番は違うかもしれませんが、バロールシリーズの開発の裏側を少しでも知ってもらえれば幸いです。

バロール130も秋のハイシーズンに発売出来るように調整中です。
もうしばらくお待ち下さいね。