静岡の大石です。
今回はサーフでのルアーのカラー理論です。
前回より少し突っ込んだ話となります。
ルアーゲームの中でもサーフはかなり人気の高いジャンルです。
人気の高さが故に各社から数え切れないほどのルアーが発売されています。
更に同じルアーでもカラー違いで数十色ラインナップされている物もあります。
まずは何故、カラー違いのルアーがこんなにたくさんあるのか…
その時の状況でルアーカラーを使い分けなければいけません。
サーフゲームは自然が相手です。
毎回、同じルアーの同じカラーで釣れる訳ではありません。
前回は光量によって使うルアーのカラーを変える事は書きました。
ルアーは大まかに別けて、ルアーのサイド部分のボディー、お腹部分のベリー、背中部分のバックと3つに別けられます。
自分が重要視しているのはボディーとベリーです。
ヒラメやマゴチは、下から自分の上を通るルアーを見付けます。
その際に、ルアーのベリーとボディーのカラーが一番目に入るのは言うまでもありません。
人間も仰向けに寝てルアーを下から見たらほぼベリーしか見えません。
そこへルアーのアクションが加わりボディーがチラチラと見えます。
ルアーのアクションでロールが強い物だと見え方は右ボディー⇒ベリー⇒左ボディー⇒ベリー⇒右ボディー⇒ベリー⇒左ボディー……
となります。
例えばベリーの色が赤、ボディーが青だと赤と青が交互に見えます。
これが点滅効果です。
ですので自分は、ほとんどベリーとボディーの色が似たようなカラーでは無く、はっきりと交互に見えるようにカラーをチョイスしています。
ではバックのカラーは何でも良いのか?と言えばそうでもありません。
ロールが強いフルフロウ120Fなんかは真下からはバックのカラーまでは見えませんがルアーから左または右に1メートル離れていたら見えます。
(魚との高さ、方向と距離も関係しますが)
少し離れていてもカラー認識が出来る事がポイントとなります。
港などに行き足下でルアーを泳がせて上からルアーを見て下さい。
ベリーのカラーまで見えれば、水中ではバックまで魚が見えている事になります。
この時、ボディーのカラーがどんな感じで見えるかも観察して見て下さい。
ウォブンロールのルアーでもロールとウォブルの割合で見え方は全く変わってきます。
ちなみに私は、ベリーはグローかオレンジかグリーン、ボディーはレンズホロが大好きです。
皆さんもルアーを購入したらまずは泳ぎを観察して下さい。
そして魚からはどのように見えているのかを想像して下さい。