『ドリフトペンシル110でヒラスズキを狙う』
今回はそんなお題でレポートを書いてみようと思います。
磯からのヒラスズキゲームで一番多用されるプラグはミノープラグであろう。
ミノープラグは水噛みが良い為、操作性が非常に高い。
その為、常に安定感のあるアクションを演じ続ける事が出来るのでアングラー側も安心して使用する事が出来る。
アクションはローリングからウォブリングと幅広く存在するが、どれもルアー自体の存在感を強くアピールする為、活性が高い魚を手っ取り早く拾うには最適である。
僕もミノープラグを多用しておりヒラスズキ釣行の5〜6割はミノープラグを使用する。
具体的にはサスケ裂波シリーズやナバロン150、タイドミノースリムやアイルマグネットdietなどを頻繁に使用する。
これら優秀なミノープラグは時合い時や高活性時に使用すれば必ず結果を出してくれる。
しかし『ミノープラグだけがあればいいのか?』
と聞かれれば答えは絶対にNOである。
ヒラスズキは気象条件により釣果が大きく左右される。
『ヒラスズキ=サラシ』というイメージの通り、風波の立つ荒れ気味の条件時になると活性が上がり食いが立つ。
しかし当然であるが海は常に荒れているわけではなくベタ凪の日も多い。
そしてベタ凪日は当然ヒラスズキの活性も上がりきらない。
また、いくらサラシの広がる好条件に恵まれても何本か釣るうちにヒラスズキも学習しミノープラグに反応が悪くなる傾向がある。
そんな『低活性時&スレたヒラスズキ』に有効なのがドリフトペンシル110である。
まずドリフトペンシル110は飛距離が出る為ミノープラグでは攻めきれない領域を攻められる。
その為竿抜けポイントを叩く事が出来るし、沖のプレッシャーの低いエリアも攻められる。
そしてキモとなるのがアクション。
ドリフトペンシル110を始めシンキングペンシルの弱々しいアクションはスレたシーバスに非常に効果的。
ところが従来のシンキングペンシルは波風の影響を受けるとすぐに浮き上がってしまいアクションを失ってしまった為使い勝手が悪く、タフコンディションの中での釣りにはなかなか向かなかったのである。
しかしドリフトペンシルは磯を始めタフコンディションでの釣りを前提に製作した為、浮き上がりにくくレンジキープする事が可能である。その為波の上下動が激しい磯際や沖のシモリ周りなどでも安定してリトリーブする事が可能であるのだ。
基本的な使い方はサラシの中を少しロッドを立て気味にしながらデッドスローで誘う。
また綺麗に水平フォールする為、風や波が強い日は根際に軽く送り込む感覚でドリフト気味に扱うのも有効である。
ドリフトペンシル110を使用すれば今までミノープラグでは獲れなかったヒラスズキを狙う事が可能である。
これから始まる春のベストシーズン。
是非ドリフトペンシルでランカーヒラスズキを狙ってみてください。