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【ニンベン修行記】vol.15 キールバイブ75のシャロー攻略

ECLIPSEwebをご覧の皆様、ニンベン仲村です。
ここ最近、干潟や河川河口部のシャローでキールバイブ75を使い込んでいます。
キールバイブ75によるシャロー攻略のキーワードは2つ。

一つ目は「速巻き」

シャローでバイブレーションを使う場合、中速から速巻きでの使用が多くなります。

フィッシングショーや各種イベント、ECLIPSEwebでも「キールバイブ75はスローでもアクションするバイブレーション」と強くアピールしてきましたが、実はミディアムやファストリトリーブでも使用できます

例外はありますが、樹脂製バイブレーションの場合、「波動の強さ」=「アピールの大きさ」=「引き抵抗の大きさ」という図式が成り立ちます。キールバイブ75はスライトエッジシリーズより波動(アピール)が強い分、引き抵抗も大きいです。またリトリーブスピードを速くするほど引き抵抗も大きくなります。鉄板バイブほどでありませんが、ファストリトリーブ(速巻き)の場合、ご使用のリールの番手やトルクによっては万全とは言えませんが、ミディアムは問題なく使用できます。速巻きを多用するシチュエーションの場合はスライトエッジシリーズの方がマッチすると思います。

二つ目は「レンジ」
シャローの定義は人それぞれですが、今回は水深1〜2mをシャローと定義します。キールバイブ75の対応レンジは最浅で水深1mほどです。身長170cmの私の場合、立った状態で海底から腰までがだいたい1m位です。注意しないといけないのは「あること」を行う必要があること。もちろん難しい事ではありません。

ロッドを立ててミディアムからファストでリトリーブしつつ上方向へのジャークを時折入れる

これはキールバイブ75の「レンジを切りやすい」という特性が影響しています。もちろんジャークをせずにスローからミディアムでリトリーブすればレンジキープをしますが、ジャークで斜め上方向に急激な力を加えるとスッとレンジが上がります。この特性を利用する事で水深1m位のシャローでも釣果を残す事が出来ました。

腰までのウェーディングで手前5mほどでヒットした魚です

使用タックルはスピードハウンド85ML、スピードハウンド93MLLにステラC3000HGです。
ロッドを立てるためロッドが長いほどシャローを引きやすくなります。またジャークをした時にバットやベリーが入ってしまうロッドだとレンジが上にズレにくいのでご注意ください。

皆様も19.5gと少し重めのスペックを見て「シャローでは使えないでしょ?」と思わずに是非試してみてください