ニンベン仲村です。
先日ロッドサンプルが届きテストしてきました。
少し話がそれますが、現在エクリプスでは3タイプのロッドを開発中です。
ひとつ目はリバーシーバスロッド。
清流鱸のスペシャリストとして知られる岡崎さんがランドラゴ120Fと並行してテストしているロッドです。
先日もレポートで書かれていたので記憶にある方も多いと思います。現在は8.8フィートでアクションが決まってきました。今の進行度合いだと来年発売できそうな予定です。
二つ目はゴロタやサーフのヒラスズキロッド。
これは徳島のエキスパート松本真吾さんの力を借りて開発中です。こちらも松本さんのレポートで紹介されています。
先日静岡のイベントに持って行ったところ、テスター大石氏やサーフアングラーのお客様から絶賛されました。フラットフィッシュファンにも是非触って頂きたいロッドです!
三つ目が今回のお話のショートロッド。
飛距離に傾倒している現在のシーバスシーン。
人より遠くに飛ばせばフレッシュな魚にアピールできる
遠くに飛ばせば広範囲を探れる
あの橋脚、潮目に届けば・・・
そんなシチュエーションは誰もが体験したはず。もちろん私も良く体験します(笑)ショートロッドはロングロッドと比較すると当然、飛距離が落ちます。これは物理的な現象です。
では「何故ショートロッドなのか?」
ズバリ操作性と感度です!
ショートロッドは基本的に取り回しが良く、軽量な事が多い。
疲れ低減や集中力の持続はもちろん、ピンスポットを撃ち抜くキャストアキュラシーを高め、トゥイッチやジャークさらにはトップウォータープラグなどのロッド操作を軽快にしてくれます。目指すところは「自分の手の延長と錯覚ような一体感」です。
そして、ロッドの短さは感度にも直結します。
感度は素材によっても変わるものですが、同素材で同アクションの場合、レングスが短い方が情報の減衰が少ないため感度が増します。感度が増すとショートバイトや流れの強弱の感知はもちろん、ルアーの位置、レンジ、アクションを正確に感じ、微妙なレンジ調整をしたりアクションを加えることが出来るようになります。アジングロッドでも5フィート台のショートロッドが登場してきているのはそういった面も影響しているはずです。
現在、若干ソフトなティップを搭載した80と、ハリのあるティップの77の2機種をテスト中です。
ソフトティップの80はウェーディングゲームでテストしましたが、アストレイアシャロー99をデッドスロー巻いた時のロールの感覚や、ドリフトペンシル90がテールを振る感覚が伝わってくる超高感度に驚かされました。
テスター前田さん監修の仮称『マエペン』で♪
ハリのあるティップの77は大規模河川でテストしましたが、川の流れ、下げ潮、風が全て同じ方向に揃った激流の中で、70cm後半のナイスサイズとファイトしましたが全然余裕がありました!
そして重量級ルアーもしっかりキャストできました!魚は小さいですが(笑)
どちらもバイトが大きく感じるほどの高感度♪
イメージでお伝えすると・・・2シーターのマニュアルのスポーツカーのようなダイレクト感のあるロッドに仕上がっています。
今後もテストを継続して作り込んでいきますのでご期待下さい。
また、今後のイベントでも可能な限り展示していきますので、ご興味のある方はイベントにご参加ください!