徳島の長井です。
今回は秋の増水パターンに効果的なカラーセレクトを紹介したいと思います。
以前から色々試しましたが、ヒラスズキは水色によって反応するカラーが変わるという結果が出ています。
私の住む徳島県の太平洋側では「秋の増水」と言えば、必然的に落ち鮎を意識した釣りになります。落ち鮎と言うと茶褐色の錆色を連想するアングラーが多いと思いますが、メスはあまり変色しません。そしてオスも産卵までは結構普通の色のままの個体が多いです。そして増水の場合、産卵に関係なく流されてくるので通常の体色の鮎が多いのです。
もちろん産卵のピーク時は錆色の鮎が多く流されてきますが、「意外に普通の色の鮎が多いな」と思った事があるアングラーも多いのではないでしょうか?
そしてこれは持論ですが、鮎は外敵から身を守る保護色なのか、水の色に合わせて若干ですが体色を変化させているように感じます。
そんな前置きを頭の片隅に置いて頂いて、本題の増水パターンのカラーセレクトです。
◆乳白色の濁り
増水直後や翌日くらいの乳白色の濁りに効果的なのがパール系。
前置きにも書いた通り、流れてくる鮎は意外と普通の体色が多いです。そして先ほどの持論ですが、鮎は保護色なのか乳白色の水色に合わせて白っぽい体色になっているように感じます。私の中で「濁りの中ではパールはナチュラル」と感じています。
そんなパール系のベースに、チャートバックやオレンジベリーが加わると、明滅効果で濁りの中で発見しやすくなるのかチャートパールの実績が高いです。
昨年のレポートで紹介した魚もアストレイア127Fハイビートのチャートパールでした。
◆ささ濁り~クリア
増水から数日が経過し、写真のように濁りが薄くなって水が澄んでくると反応が良くなるのがチャートクリア。
クリア系はシルエットを掴みにくいのか、はたまた水に馴染むのかバイトを得られる確率が上がります。街灯などの光が無い状況でもヒットが偏るのが不思議です。そしてまた私の持論ですが、水色がクリアに近づくにつれ鮎は黄色がかってくると感じています。調べてみると鮎は興奮すると黄色が強くなるとか…。私の持論が合っているかは別として、色々なカラーを投げ比べした結果、濁りが取れてくるとチャートクリアの実績が高いのは事実です。
ダブルチャートクリアやレモンスカッシュが、ささ濁り~クリアの時の高実績カラーです。特にアストレイアシャロー99Fのレモンスカッシュには絶対の信頼を置いています!
今回紹介したのは徳島県の秋の増水パターンの実績カラーです。
フィールドやベイトが変われば、実績カラーも変わると思いますが、参考になれば幸いです。