REPORT

【ニンベン修行記】Vol.59 ラインスラッグとフッキング

スタッフのニンベン仲村です。
7月から9月のレポートで「ノーテンションの流し」や「ライン先行のドリフト」などを紹介してきましたが、それらを元にラインスラッグとフッキングの関係をお話したいと思います。

 

ラインスラッグとは簡単に言うとラインのたるみです。
これがフッキングと大きな関係があるんです。

 

一番イメージしやすいのがバイブレーションの釣り。

ご存知の通り、シーバスは吸い込み系のバイトで捕食を行います。
シーバスがルアーにバイトしてくる時、ルアーはシーバスの口の中に吸い込まれる…ハズですが、バイブレーションをグリグリとリトリーブしているとルアーはシーバスから遠ざかっていきます

結果、ルアーがシーバスの口に入らずフッキングできなかったり、フッキングしてもテールフックだけの浅いフッキングになることが多くなります。

俗に言う「テールフック1本」の冷や冷やファイトですね(笑)

 

ところが、リフト&フォールストップ&ゴーのフォール時、ジャークの後にバイトしてきた場合は、多少でもスラッグができる(テンションが抜けている)ため、ルアーがシーバスの口の中に吸い込まれやすくなります。ルアーが口の中に入った状態でアワセるとフロントフックがフッキングしやすくなります。こうなると中々バレません。

シャロースライト90ミニスライト75のジャークでヒットすると、こんなフッキングが多いです♪

 

端的に言うと、ラインスラッグが無いと、ルアーはシーバスの口に入りにくくフッキングが浅くなりやすい。逆にフォール中のようにラインテンションが抜けてラインスラッグがあるとルアーはシーバスの口に吸いこまれやすく深いフッキングになりやすいのです。

 

 

これはミノーやシンキングペンシルでも近しい事が言えます。

 

以前のレポートで紹介したこの魚。

同行した前田さんが「前日にバラシが多かった」と話していたので、ランドラゴ90Fをアップにキャストしてラインを水につけて2秒待ってからリトリーブを開始しました。ラインが流れに押され、スラッグが出来ている状態だったのでルアーが頭から吸い込まれています。

 

一方で、この日の2尾目はドリフトペンシルウッド100をダウンに入れ、流れを受けさせながらスローリトリーブした(スラッグが無くテンションが掛かっている)時にバイトが出ました。

この状態でキャッチした魚がコレ。

テールフックだけのフッキングです。

※ドリフトペンシルウッド100はハンドメイドファクトリー「オライノ」とコラボしたイベント限定販売商品です※

 

もちろん、シーバスの活性の高さやベイトの種類、ロッドの硬さ、ファイト中にフッキング位置が変わったりと様々な要素があるので「絶対」ではありませんが、この傾向が多く見られます。

 

そしていつでもスラッグを作れるワケではありません。

でも、ちょっとした対応で深いフッキングを誘う事が可能になってきます。

 

ショートバイトが多い、バラシが多いこんな時はこの2つを試してみてください!

 

①ティップを上げる
ティップを高くすると、空中に出ているラインの量が増えます。そうすると少なからず勝手にスラッグが生まれます

これだけでも「吸い込みしろ」になり、小さいバイトを弾かずにフッキングしやすくなります。

バチやアミパターン、ハクのマイクロベイトパターンなど、バイトが小さい時や、乗らない時にドリフトペンシル75やバロール90で試すと結構効くので試してみてください!

 

②瞬間的にテンションを抜く
バイブレーションの巻きの釣りで有効なのですが、リトリーブを一瞬止めたりフォールを織り交ぜる事で、多少でもスラッグが生まれます。もちろんミノーやシンキングペンシルの釣りでも応用できます!要はストップ&ゴーです(笑)

深いフッキングが増える事はもちろん、アクションにも変化が生まれてリアクションバイトを誘発できる事も多くなるのでこちらも試してみてください。

 

当然ですが、深いフッキングはキャッチ率が高いです。

秋のハイシーズンにスラッグをコントロールして記憶に残る1尾をキャッチしてください!

Rod:Obelisk80ML Rapier
Line:VARIANT PE1.0
Lure:LANDRAGO90FDriftPencilWood100