REPORT

【ニンベン修行記】Vol.28 リアクションの釣り

熊本地震におきまして、被災された皆様、そのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 

皆様こんにちは!ニンベン仲村です。
春めいて暖かくなってきましたね。東京湾は夜潮から昼潮に切り替わりデイゲームの釣果も聞こえてきています。が、今回は夜間に河川にウェーディングに出かけた時のお話です。

当日は潮周りも良かったのにポイントには私1人。下げ潮が効いてきたプライムタイムでもポイントは貸切。ブレイクと橋の明暗の絡むポイントを思う存分アストレイアシャロー99とアストレイア127Fハイビートで探っていくと早速ルアーから生命感!

スイープに合わせるとヒットするも引きがおかしい。キャッチしてみると背中へのスレ。

 

「魚は居る!」と気を取り直してルアーの角度を変えて流し込むとまたスレ・・・。

 

さすがに3回目になるとルアーから伝わる感触の違いに気が付きます。口の周りなど硬い部分がルアーに触れるバイトはガツッと硬い感触なのに対し、スレの場合ボヨンとかモゾッとした柔らかい感触です。そんな感触の違いに注意し、様々なルアーで探ると少し見えてきました。

水深1m弱のシャローの20~50cmくらいのレンジにシーバスが溜まっているが、口を使ってくれない。

アクションなのか?

レンジなのか?

ルアーの角度なのか?

流れが足りないのか?

時間なのか?

ミノー、シンペン、バイブとアクションやレンジを色々変えてもバイトはゼロ。

とにかく口を使ってくれない。

そこで思い出したのが、以前、井上友樹さんが紹介していたリアクション
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水中をイメージしながら試してみます。

キールバイブ62を流れに乗せて一旦ボトムまで沈めて、シーバスの目の前にルアーが現れるイメージで明暗の寸前でシャクリ上げると待望の「ガツッ!」という硬い感触のバイトが訪れます。
20160416nakamura01

ガッツリ口を使っています♪

しかし後が続かないのでバロール90で同じ事を試してみます。
バロール90の浮き上がりの速さを利用して、シーバスの目の前で浮き上がらせる算段です。

当初は流れが速く、上手く沈められなかったのですが、アップにキャストしテンションを掛けずに沈めていき、明暗でテンションを掛け急浮上させると2匹目をキャッチできました。
20160416nakamura02

その後も2回ほど硬いバイトはあったのですが、フッキングできず時合終了となりました。

リアクションの釣りを試す時、確認のために1投毎にタダ巻きの釣りもしていましたが、硬いバイトが出たのはリアクション狙いの時だけでした。なので「タダ巻きでは獲れない魚」だったという可能性が高いです。

 

個人的にリアクションは下記の要素で成り立つと考えています。
・ルアーのアクションが変化する
・ルアーの軌道が変化する
・ルアーが視界から消える
・ルアーが急に現れる

以前、紹介したバイブレーションゲームのリアクションでは「縦の軌道変化を意図的に起こす」というのがキモでしたが、今回は「シーバスの下から突然ルアーが現れる」というのがキモだったように感じます。

絶対に魚は居るのに口を使ってくれない

そんな時は是非試してみてください