今回はここ数年追いかけている東京湾の黒鯛ゲームをご紹介したいと思います。
近年、ポッパーやワーム、チヌボンボンなどで釣れるようになった黒鯛ですが、日本各地で釣り方が異なるのはエサもルアーも変わりません。
それは黒鯛という魚がボラやシーバス同様に環境適応能力に長けており、さまざまなフィールドでさまざまな摂餌活動をおこなうため、釣り方が大きく変わってくるのです。
今回ご紹介する東京湾の場合、活躍するのが自分の好きな20g以下の小型のバイブレーションたち。
なぜなら黒鯛たちは
ボトムや壁面にいるカニやエビ・ハゼなどの動きのスローなベイトを捕食しているから。
基本的に、エビやカニ類は普段は非常にスローに動いてます。だからスローなアクションで食う・・・というのは原則なんですが、ただバイブをスローに動かせば良いものでもありません。
なぜ生き物たちがスローに動いているか・・・?それは捕食されないためだから。
そこで、スローなアクション一辺倒では広いフィールドで魚に気づいてもらえないのです。
そんなときによく使うのがミニスライト75のレベルフォール
まずミディアムリトリーブでフルフルと微細動アクションでアピール。
次にスローまで速度を落としリトリーブをとめて、カーブフォールさせます。このとき、急降下でフォールさせるのでなく、ロッドをキキあわせのように、ゆっくりと持ち上げるのがコツ。
こうすることで、フォールがゆるやかになりちょうどエギのようなフォール姿勢になるのです。
このときにガツガツとバイトしてくるので、ティップをやや送り込んで、ティップの硬さでバイトを弾いてしまうのをカバーします。
この時、ビックリあわせすると口周りの硬いところに針先があたって貫通しないため、必ずガツガツでロッドを前に倒しながらリールをゆっくり巻き続け、ガツンと重量感が乗ったところで大きいストロークでしっかりとアワセを入れるのがキモとなります。
これから水温が落ち着く10月までは楽しめる東京湾の黒鯛ゲーム。ぜひチャレンジしてみてください。