みなさん こんにちは。
今回は春の干潟攻略パターンをお届けしたいと思います。
産卵後のいわゆるアフターの個体が徐々に体力を回復してくるこの時期。
まだまだ水温が低い状況でシーバスたちの活性も水温に左右されることが多いのが特徴です。
自分がメインフィールドしている水深1m前後のシャロー帯では、
日中に水温が上がり、夕方から水温が下がる・・・いわゆる気温の変化=水温の変化という図式が成り立ちます。
晴れた日中には気温も水温も上昇し、逆に肌寒い日には気温も水温もガクッと下がるという・・・天候に振り回されることも多いのです。
天気も良くてバチや白魚などのベイトの活性が高い日は、つられてシーバスの活性も上がるので、非常にイージーにバイトしてくることも多いのですが・・・。
逆に水温が下がって、ベイトも魚っ気も少ない時は往々にして苦戦しがちです。
そんな時に心がけているのが次のポイントです。
1.レンジを上から下までしっかり探る
●表層〜30cm:アストレイアシャロー99F、ドリフトペンシルシャロー90
●30〜60cm:アストレイア99F−SSR
●60cm〜:サスペンドペンシル99SSP
のような感じでルアーをタダ巻き時の潜航能力で使い分けてます。
2.アップストリームかダウンクロスか?
この時期はバチやアミなどの流下物を待ち受けて捕食する個体と、イナッコや白魚などの稚魚を追尾して捕食する個体が混在してます。そこで前者のタイプにはアップストリームによるドリフトメソッド、後者のタイプにはダウンクロスによるタダ巻きで対応するようにしてます。
3.流れを意識したタックル設定
流れの中を刻む関係でラインやリーダーは極力細くしてルアーの浮き上がりを最小限に抑えます。あくまで一定のレーンを通すイメージです。そのため、スローフローティングからスローシンキングの比重のものが非常に使いやすく、バイトも出やすくなるのでお勧めです。
フックやリングのサイズアップでアクションを抑えて、浮力もサスペンドに近い設定にすることで、これに近づけることができます。
次回作のサスペンドペンシルはまさにこのような使い方を前提にした、次世代のスイミングペンシルとして開発が進んでいます。
まだまだ改良の余地はありますが、この冬から春にかけてテストを繰り返していくなかで、改めて流れの攻略において非常に有効であると実感してます。
いつものごとく徹底的にテストを繰り返してますので、発売はいつになるか分かりませんが、また途中経過を報告しながら開発を進めていきたいと思います。