REPORT

[プロスタッフレポート]前田泰久Vol.71 春のシャコパターン

こんにちは、プロスタッフの前田です。
暖かい日が少しずつ増え、ようやく春めいてきた湾奥エリア。安定して暖かいといいのですが『春は三寒四温』と云われるくらい気温が安定しないのが実際のところですね。

 

春の代表的なパターンとして、バチやアミが有名ですが、場所やタイミングによっては別のパターンが熱かったりします

 

 

 

 

砂底のボトムに居るアレ。

 

 

 

 

そうシャコです♪

 

 

 


イメージ図

 

 

 

気付いていない方も多いのですが、エリアや日によってシャコはシーバスの格好のベイトになっていたりします。先日釣ったシーバスの写真をご覧ください。

一部バチも混じってますが赤くボイルされたような状態の節がシャコ。

そして以前のレポートで紹介したシーバスが吐き出したシャコがコチラ

来月発売のザ・シーバスの取材でもこのシャコというベイトの存在に気付き釣果を残せました。

他の日も口の中に入っていたり、ファイト中に吐き出すのを見かけます。胃の内容物は何にも勝る証拠です。アングラーが気づいていないだけで結構な頻度で喰われているのだと思います。

 

シャコ=ボトムという事でハゼパターンをイメージする人も多いと思います。かくいう僕もその1人で、リフト&フォールや砂煙をあげるボトムのズル引きを試してみましたが、水深の関係かそこまで効きませんでした。

 

シャコパターンで有効なのは、至ってシンプルにボトムギリギリをデッドスローで流すという方法。大事なのはボトムを引きずらず、少しだけ浮かして流す事出来れば30cm以内で抑えたいですね。

 

オススメはバロール90ですが、ノーマルだと浮き過ぎてしまうのでアゴに0.5gのウエイトチューンを施し、テールをしっかり振らせる為にリアフックを#7に換装します。これをアップからライン先行で流してボトムギリギリを攻めていく感じです。

カラーはブラッディーナイトやナイトメアといった暗色系が強いですが、たまにナイトクラウンやシャインゴールドといったカラーが爆発する事もあるので持っておいて損はしないと思います。

 

この時期はアングラー側がバチパターンに固執してしまう傾向にあり、バチが抜けないとダメだった…となりがちですが、シーバスはアミを含め全く別のベイトに目を向けていたりします。というか、バチが抜けていない時こそ他のベイトパターンが有効になる事が多いです

 

今回紹介したシャコパターンはかなりテクニカルな釣りにはなりますが、保険のパターンのひとつとして存在を知っておくと、いざという時に役に立つかも知れません。是非頭の片隅に入れておいてください♪