静岡の大石です。
今年も宜しくお願いします。
この時期、私のホームグラウンドでは『遠州のからっ風』と呼ばれる強い西風が吹きます。この強い西風が吹くと非常に釣りにくいんです。
実際に釣りをしてみると分かりますが、ルアーが飛ばない、風で流されて真横からルアーが帰ってくる、ルアーが浮いてしまう・・・など、「釣りにならない」と敬遠してしまうアングラーも少なくありません。
しかし、そんな状況を逆手に取る釣り方もあるんです。
シンプルに言うとシーバスではお馴染みの「ドリフト」です。
流されるなら、それを利用してしまおう!という事です。年末年始にこのサーフドリフトでヒラメやブリを釣ることが出来ました。
◆使うルアー
ルアーに求められるのは、強風下でも飛んでくれる『飛行性能』と水面を割らない『レンジキープ力』。エクリプスルアーならフルフロウ120Fと来月発売のコラボのぶっ飛び君95Sがそれにあたります。
フルフロウ120Fはフローティングミノーですがタラシを長く取り、ペンデュラムキャストで振り切ると向かい風でも気持ちよく飛んでくれます。そして、ぶっ飛び君95Sはその名前の通り、ぶっ飛んでくれます。
そしてフルフロウ120Fはリップのおかげで、ぶっ飛び君95Sはその重量のおかげでレンジキープ力が高く、風でラインが流されても水面から飛び出る事がありません。
◆釣り方
リトリーブしてルアーを泳がせてポイントを通すのではなく、風と流れに乗せてポイントへルアーを送り込むイメージです。
この図の場合は、狙いたいのは横の流れと離岸流の合流点です。流されることを計算して狙いたい場所の上流に(アップ)ルアーをキャストします。
その後は、風や横の流れの強さに合わせてデッドスローもしくはスローリトリーブで流していきます。この時、そんなに巻かなくてもラインが風や流れを受けてルアーを引っ張っているのでルアーはちゃんとアクションしています。スローリトリーブで巻けば引き抵抗が分かりやすいので慣れるまではオススメです。
ルアーが離岸流に入ると引き抵抗が重くなるのが分かると思います。そこが激アツなので集中して下さい!たぶんヒラメは、流されてきたベイトが離岸流に引っ張られて動きにくくなるタイミングを狙って捕食しているんだと思います。
まずは、デッドスローやスローリトリーブで離岸流に入れてみて、反応が無ければ離岸流の流れを感じたら瞬間にリトリーブを止めて下さい。このストップでぶっ飛び君95Sはフォールし、フルフロウ120Fは流されながらフルフルと泳いでくれます。
この釣り方は渋い時でも実績が高いので是非試してみてください!
寒いし、風も強くて外に出るのも嫌になることもありますが、その分フィールドは空いています(笑)そして、大型のヒラメが狙える季節です。
私は少しでも風の弱い日や天候の良い日は、一発大物を狙ってサーフに通っています。皆様も座布団ドリームを叶えに寒中サーフでドリフトを試してみてください!
Rod:REXEATER107MM
Line:VARIANT PE 1.2
Lure:FullFlow120F、BUTTOBIKUN95S