REPORT

【ニンベン修行記】Vol.56 ノーテンションの流し

ニンベン仲村です。
今回は、先日のイベントでお客様から質問のあったランドラゴの「ノーテンションの流し」について、レポートしたいと思います。

 

「ノーテンションの流し」

 

少し前に岡崎さんのレポート私のレポートで紹介していますが、河川で非常に有効なメソッドで、これからの落ち鮎パターンでも威力を発揮します。

 

どんなメソッドかと言うと、ドリフトの一種なのですが・・・

テンションを掛けずにルアーを流すんです

って文字通りすぎますね(笑)

でもシーバスフィッシングにおいて「テンションを掛けない」釣り方は思いのほか少ないんです。速巻き、タダ巻き、デッドスローリトリーブ・・・全てリールを巻くことでルアーを引き寄せる、つまりテンションが掛かっています。リフト&フォールやストップ&ゴーも、フォールやストップさせる時に意図的にテンションを抜かない限り、テンションは掛かっています。

テンションを掛けない」という事は、ルアーは流れているだけで「ほぼアクションしていない」状態です。「そんな状態で釣れるの?」と思われるかもしれませんが、釣れるんです!

そのワケは、河川のシーバスにとって逃げ回るベイトを追い回して捕食するよりも、弱って流されてくるベイトの方が圧倒的にラクに捕食できるからです。落ち鮎などはまさにその典型なんです。

 

さて「ノーテンションの流し」の原理が分かったところで釣り方です。
私も岡崎さんに教えてもらったのですが(笑)自分なりの言葉で説明します。

 

まず、使うルアーはランドラゴが絶対的にオススメです。

殆どアクションしていないのでシルエットが大きくてアピールできるランドラゴ120Fが先発。それでバイトが出ない場合はランドラゴ90Fにローテーションがベストです!

 

①キャストは上流に!
上流に投げれば、流されたルアーは自分に近づいてくるので、たるんだラインを巻き取るだけでテンションを掛けずに流しやすいんです。正面や下流に投げて流すと、ルアーは自分から遠ざかっていくので、テンションを掛けずに流すにはラインを出さないといけません。これは上級者向けです。

 

②サミングすべし!
サミングして着水時に余分なラインスラッグが出ないようにします。これをしないとルアーが着水した時点でラインが水についてしまい、流れに引っ張られてしまいます。

少し話はズレますが、
普通の重心移動型のフローティングミノーを使う場合、このタイミングでウエイトを前に移動させるためにジャークが必要になります。でもランドラゴシリーズは着水の衝撃でウエイトが前方に移動しマグネットで固定されるんです!着水直後からアピールしてくれるし、ジャークの必要もないんです!ドリフトを覚えるほどにランドラゴの凄さが見えてきます(笑)

 

③ロッドを立てる!
ロッドを寝かすとラインが水につきやすくなります。ラインが流れの影響をなるべく受けないようにロッドを立ててティップを上げた状態で流します。

 

④スカスカ巻くべし!
アップにキャスト→サミング→ロッドを立てる。着水したルアーが流れる(自分に近づいてくる)につれ、ラインがたるんでいきます。この「たるんだ分だけ」ラインを巻き取るんです。たるんだラインを巻き取る時、リールを巻く感触が「超スカスカ」なんです。

ここが難しい所。
あまりにスカスカなので、つい巻き過ぎてしまうんです。巻き過ぎてしまうとルアーにテンションが掛かって不自然な流され方になったり、バイトを弾いてしまったりします。逆に巻くのが遅すぎると、ラインがたるみ過ぎて水についてしまうし、バイトが分かりにくくなったりアワセが効きにくくなります。

たるみを上手く調整できていると、水柱と同時にドンッ!と明確なバイトが伝わってきます。そしてテンションが掛かっていないのでルアーが口の中に吸い込まれやすく、こんなバイトが多くなります。

なので太目のリーダーをオススメします。

バイトが「カスッ!」とか「ンガンガっ」という感触の時はたるみ過ぎなので次のキャストで調整してみて下さい。

私はスカスカ巻きながら、たまにチョイチョイッとティップを10~15cmくらい煽ってラインのたるみ具合を確認しています。ティップを煽った時に「スカッスカッ」という感触ならたるみ過ぎなので少し巻きます。理想は「スカッグッ」と二回目のチョイで少しテンションを感じるくらいです。

 

⑤回収
ルアーが自分より下流に流れた段階で回収します。

 

とここまでが一連の流れです。この流し方でシーバスが潜んでいるヨレに上流から自然に流し込むのがノーテンションの流しです!

テンションを掛けて流しても良いですし、以前も紹介しているライン先行の流し、ルアー先行の流しなど色々なドリフトをケースバイケースで使い分けていくと魚と出会えるチャンスが増えていきますよ♪

ちなみに今回の「ノーテンションの流し」は大型が口を使いやすい!と岡崎さんから教わりました!

皆様もこの秋にチャレンジしてみてください!