REPORT

【ニンベン修行記】Vol.44 湾奥バチゲーム

ニンベン仲村です。

「バチ」という言葉が雑誌を賑わせるのは2月、3月。
それは東京湾において、産卵を終えたシーバス達が沿岸に帰ってくるタイミングと大型のバチが抜けるタイミングがリンクするのが、1月後半からだからです。

でもバチといっても一種類ではなく、20cmを超える大型のバチからクルクルバチと呼ばれる小型のバチまで種類は様々。また抜ける時期も12月から抜けているバチもいれば、6月頃に抜けるバチもいる。要はバチが抜けるタイミングにシーバスが居て、他のベイトが少なかったりするとバチパターンが成立するんですね。

前置きが長くなりましたが、東京湾奥ではまさに今バチが抜けています
先日、プロスタッフの前田さんと湾奥にバチパターンを楽しんできました。

明るさの残る夕マズメにメジャーポイントに到着
暗くなると、バチは目視できないもののライズが出始めます。

前田さんと少し離れて実釣を開始。
ドリフトペンシル75ドリフトペンシルシャロー75バロール90をローテ―ションしていきますが、何かが合っていないのかバイトが出ません。

するとキャストしたバロール90が足元に来て引き波が出た瞬間にバイト

惜しくもフッキングしなかったのですがヒントになりました!

 

いままではティップを下げて、水面に近づけてリトリーブしていたのですが、ティップを上げてリトリーブするとバイトが出始めました。

 

キモは「表層」と「引き波」?

 

そんな仮定をして色々と試すとシーバスはシッカリ応えてくれました♪

20170501nakamura01

調子が良かったメソッドを紹介します。

キャストして着水したら、ロッドをあおりながら速巻きして、バロールを一回水面に出します
バロール90の浮き上がりの速さがあるからこそ出来るメソッドです。

そこからバンザイをするようにロッドを頭上に掲げ、なるべくティップが高くなるようにしつつ、引き波が出る速度でリトリーブする。
これは宮城のテスター佐藤俊介さんに教わったリトリーブ。

手を上げてのリトリーブは疲れますが、シャローや表層の攻略には抜群なので是非試してみてください!

 

Rod:Obelisk80ML Rapier
Line:VARIANT PE0.8
Lure:Balor90Driftpencil75DriftpencilShallow75