REPORT

ヒデはやしの部屋Vol.22 始動!アストレイア

みなさん。今回ご紹介するのはようやく完成してきたエクリプス初のミノーアストレイアです。


 まず第一弾は自分の大好きな干潟や河川のシャロー帯で使用するSSR(セミシャローランナーモデル)。水面下20〜60cm位のいわゆるシャローよりも紙一重入り込んだおいしいゾーンを引けるミノーとして開発してきました。
 水深30cmくらいの凸部と80cmくらいの凹部の連続した波のような地形の河口部や干潟がシャロー戦のメインステージ。
 ここで時には浅く、時にはミディアムレンジまで潜るミノーとしてできたのがこのアストレイアなのです。

ゆるやかに軌道変化で上下動するリップレスタイプでなく、張り出しタイプのオフセットリップを採用したことで水深が浅いところは20cm前後、やや深いところは60cm前後とメリハリをつけて攻略できるのです。

 また、若干の荒れ気味のときに海面が上下動することで、浮き上がってしまう現象を抑えるため、水噛みの良いオフセットタイプのリップでしっかりとレンジをキープします。
 基本はスローからミディアムリトリーブで使用することを前提で作った汎用性の高いモデル。
 スローな速度域ではウォブリング2:ロール8の割合
 ミディアムな速度域ではウォブリングとローリングの割合が半々という使い勝手のよい設定にしてあります。
 これはセミサスペンドチューンを各ルアーから発売してきたなかで、クイック&スローというメソッドがスレッからしに効く事実から開発コンセプトからしっかり見てきた要素でした。

クイックでバタバタと大きな波動を発生。これにより広範囲の魚に気づかせて、そのあとのローリング主体のスローリトリーブで食わせを可能にします。
 ドリフトペンシルに搭載された多面フラットフォルムにより、キメの細かいフラッシングでボディよりも細く乱反射。スロー時に見切られにくく、ブレードのきらめきのような広範囲にフラッシングでアピールします。
 まだまだ伝えきれない部分が山盛りのアストレイア。今後も少しずつご紹介してまいりたいと思います。秋の発売までしばしお待ちください。