REPORT

ヒデはやしの部屋Vol.27 リアルキビナゴへの思い

今月末に発売するアストレイア99F-SSRの限定カラーのひとつ“リアルキビナゴ”。数あるエクリプスのカラーのなかでもとくに思い入れの強いカラー。

キビナゴやトウゴロウイワシを偏食している時に、非常にセレクティブになることがよくある。

目の前でバシャバシャしているのにいっこうにバイトが出ないあのもどかしい状況を一度体験してしまうと「なぜ喰わなかったのか?」と後悔することしきり。

キビナゴやトウゴロウのような外洋性のベイトは水質の綺麗なところに住んでいるせいか、透過性の体色をしている。

腹部やひれがクリアーになることで遊泳時にシルエットがぼやけ背景の水面に溶け込んで非常に見えずらいのではないかと考えた。

これは日中、下からの捕食者の攻撃に対して透けていることで狙いを定めにくくする効果があると考えている。
そんな試行錯誤ななかで見えてきたのが、これらのいるんだけど喰わない・・・パターンの時に半分透けて、半分フラッシングするカラーが非常に強いコト。

透け過ぎても目立たない・・・

フラッシングしすぎてもわざとらしい・・・。

この比率を絶妙なバランスで実現したのが今回のリアルキビナゴなのだ。

ボディがロールするところをイメージしてほしい。腹部と背中のクリアー部が重なったときには透明で見づらい。しかし60度傾いてサイドのカットホロがギラリと反射するこの一瞬のきらめきが下で凝視している魚の捕食スイッチをいれてくれる。

スライトエッジ90限定カラー
ゼクスライド90限定カラー
シャロースライト90
ドリフトペンシル110
と受け継がれてきたエクリプス伝統のカラ―“リアルキビナゴ”
この春のアストレイア99F−SSRでさらに進化しつづける・・・。