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【ニンベン修行記】vol.08 簡単バイブメソッド

スタッフ仲村です。
本年も宜しくお願いします。

近年、冬の東京湾で注目されているのが、テスターの前田さんもレポートしているヒイラギパターン。上手くハマれば産卵に絡んだ太い個体が乱舞するだけに、私もここ数年足しげく通っています。

最近はポイントも非常に混雑していますが、そこで重要になるのがメソッド。
定石どおりヘビーバイブのリフト&フォールやボトムを取ってのタダ巻きでも釣れます。しかし、色々な事を試すと人より多く釣れたり、渋い状況の貴重な一尾を獲れたりします。今回はそんなメソッドを紹介します。

この時期のシーバスは低水温と産卵前後とあって、激しくルアーを追わない傾向があります。時合などで高活性の時はリトリーブが速くてもそこそこバイトは拾えますが、それ以外の時はバイトが減ります。なのでスローな攻めがベースになります。

スローな攻めでルアーを追ってきたシーバスに口を使わせる最後のピースがリアクション。そんなリアクションバイトを誘発するメソッドを3つ紹介します。

1.デジ巻き
元々はエリアトラウトのテクニックなのですが、デッドスローリトリーブに速巻きを組み込むメソッドです。
方法は簡単。バイブでボトムを取り、スラッグを取ったらデッドスローリトリーブを開始。その中にハンドル半回転ほど速巻きを入れます。

グ〜〜〜〜〜ルグ〜〜〜〜〜ルグ〜〜〜〜〜ルギュン!グ〜〜〜〜〜ル・・・
といった感じ。

ボトムに着いたルアーがゆっくり上昇していく途中で、一瞬だけギュン!と上方向に加速して逃げるイメージ。そのギュン!の直後のスローに戻した時にバイトが出ます。

2.フワフワリトリーブ
コレも簡単。ゆっくりとティップを20〜30cm上下させながらスローリトリーブするだけ。
ボトム付近で試してもヨシ。ベイトが浮いてる時は中層や表層でもOK。ベイトの居るレンジの少し下で試すと、弱って群れから外れそうなヒイラギを演出できます。

3.回収ストップ
コレまた難しい事はありません。バイブを回収する時にストップを2〜3秒入れるだけ。注意点は回収を全力ではなく普通のスピードで行う事くらい。
海面に向け上昇していくルアーが突如カーブフォールに転じると思わずバイトしてしまうようです。回収をストップして2〜3秒すると「コン!」とバイトが出ます。バイトが無ければ回収再開です。

鋭い方はお気づきだと思いますが、どれも縦の軌道変化を意図的に起こすメソッドです。
ルアーをロックオンしたシーバスからすれば、急激な上方向への動きは「ベイトがシーバスに気づいて逃げる」動き、フォールは「力尽きそうな食べやすいベイト」の動きに見えるようで、バイトのタイミングもある程度読めるので心の準備ができるのが◎です。

個人的には、渋い時ほどフォールで当たる割合が高いと感じています。
フォールのバイトは総じて小さいので集中が必要になる反面、フォール中はルアーに掛かるテンションが少ないためルアーが口の中に入りやすく、しっかり合わせられればガッチリとフックセットが決まりキャッチ率が上がります。

フォールのバイトでキャッチしたシーバス


頭から丸飲みです

先日はバイブに反応が無い時にXEXLIDE90で一人勝ちできました!

XEXLIDEはフォール中にユッタリとしたS字を描くので、他のルアーとは違うフォールを演出できます。
4月には限定カラーがリリースされるのでチェックしてくださいね♪

ルアーのフォール中のアクションや姿勢、テンションフォールとフリーフォールで反応が違ったりするので様々なルアーやメソッドを試して自分だけの爆釣パターンを見つけて下さい。

このヒイラギパターンは11月下旬から始まり12月後半に最盛期を迎えます。しかし3月末くらいまで産卵後のシーバスがヒイラギを捕食するのでこのパターンが通用します。
ちなみにこの3つのメソッドは夏のバイブレーションゲームでも威力を発揮するので是非お試しください♪