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[テスターレポート]村本英信Vol.5 ミノーに反応しないヒラスズキ

徳島の村本です。
5月上旬に室戸の磯でヒラスズキを狙っていたときのことである。

結構荒れた磯のフィールドで見事にサラシが広がり、しかも沖には鯖子とマルソウダの子のベイトボールが何カ所か居る状況で時折磯際に寄ってくる最高の状況なのに色んなミノーを投げてみてもヒラスズキが全く反応しないといった状況だった。

ミノーに反応しないとなれば選択肢は2つ。

1つはトップウォータープラグでのアプローチ。
もう1つはシンキングペンシルでのアプローチ。

おそらく、どちらも反応が出たと思われるが、荒れた磯でのトップでのアプローチはミスバイトに繋がりやすくなり、ヒットしてもバラシやすくなると判断できるうねりの状況だった。

それに比べ、シンキングペンシルだとミスバイトは少なくなる
それも、ドリペンのように左右に水を流す形状だとレンジをキープしやすくなる。また飛距離も稼げるのでサラシの沖からアプローチできる。
それであっても、荒れた磯ではファイト中にバラシは否めないのだが。

押し込んでくる波より少しだけ早くテロテロと沖からサラシの中へ。
引き波時はロッドティップを下にして引き波メソッドで。

そして、3ヒット1キャッチといった内容でヒラスズキをキャッチした。

ドリフトペンシル110

3ヒットの内1匹目は引き波で浮き上がってしまったシンペンにヒラスズキがバイトしてヒットするもミスバイトで直ぐにバラシてしまう。これは状況に合ってないシンペンを選択した僕のミス。

2匹目はドリペンでサラシの真ん中でヒット。荒れ狂う磯際であったため、半ば強引に魚を跳ばしてランディングしようとしてしまった僕のミス。

3匹目はサラシの少し沖の泡の中でのヒット。食わせられた場所も良く、根ズレの心配もそれほど無い場所でファイト出来たため、磯際でも押し波に乗せ、3段奥まで押し込められたので無事ランディングできた。

荒れた磯でのミノーに反応しないヒラスズキをヒットさせキャッチした1コマであった。

荒れた磯で普通ならヒラスズキが出るはずのシチュエーションでミノーに反応しなかったパターンがあったらお試しあれ。