REPORT

【ニンベン修行記】vol.09 ボトムサーチ

皆様こんにちは。ニンベンこと仲村です。
エクリプスの広報担当になり3か月が経過しようとしています。

ヒデさんに変わり、各地に取材に行くようになりましたが取材地は初めての場所が殆どです。
初めての場所でどうやって組み立てていくか?
という時に私が行う儀式がボトムサーチです

「当たり前でしょ」と思う上級者の方は読み流してください。

方法は簡単。

バイブレーションを色々なところに投げてカウントダウンする

これだけです。

注意点は1つ。
使うバイブレーションの沈む速さを把握しておく事
例えば、カーブフォールで1秒で1m沈むバイブなら5秒でボトムにつけば5mですよね?
そんな要領でカウントしていきます。

まずは正面にフルキャスト
次に正面にハーフキャスト
次は正面にチョイ投げ
それぞれでカウントダウンをすれば、自分の正面の水深変化が把握できます。

そして、この時ルアーが返ってくる方向で流れをチェックします。

最近はロッドの感度が上がり、PEも進化しています。巻いてきたルアーがボトムに当たった時の感触でボトムの質も分かったりします。

ガツッ!は岩や岩盤

ドムッ!は硬めの地盤

モフッ!泥や葉っぱが堆積した柔らかい地盤

柔らかい地盤は流れが緩く、硬い地盤は流れが速い…


同様に斜め右、斜め左とサーチします。
少し移動し同様の事を行えば、頭の中にボトムの形状が三次元に見えてきませんか?


50m先くらいがブレイクになっていて硬い

このエリアだけブレイクが岸によっている

右に投げると抵抗がある=流れが左から右

などなど…ヒントが見えてきます
こんなふうに情報を集めていくと、攻略が楽しくなります。
水中を知らずに闇雲に投げていると「今のルアーチョイスが正解なのか?」「ここは本当に釣れるのか?」などと不安になってしまいますが、情報を集め水中をイメージし魚の付き場を推測することで「これでダメなら次はこう攻めよう!」「もう少し流れが強くなればチャンス」など集中力も持続するし、釣れた時のイメージが鮮明に残るので次の釣行に生きてきます。

と良い事ずくめで書いてきましたが、いくつかデメリットもあります。

一つ目は根掛かり。
カウントダウンしてボトムを取ったら即根掛かり。。。ありますよね?
そんな場所ではフックを外したルアーやナス型オモリなどで代用するのもアリです。
流れは分かりにくくなりますが…

私の場合は、ロスト対策にフックを一つ外したバイブを投げています。

場合によってはフックを折ってダブルフックにしたりもします。

二つ目はプレッシャーを与えてしまう事。
ディープはともかくシャローの場合、シーバスにプレッシャーを与えてしまう事があります。バイブを投げる事で本来はシャローに入ってくる魚がシャローに入ってこない…なんてことも。
そういった場所では時合の前や、帰り際にサーチして地形を覚えて次回の釣行に生かすのがベターです。

皆様も初場所で試してみてください。
勝手知ったるホームポイントをサーチすると「こんなところに岩があった…」なんて「魚が釣れる理由」が見つかったりしますよ♪