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ヒデはやしの部屋Vol.41 ソウルクラッシュ99MMHと干潟の相性

みなさんこんにちは。

SOULCLASH99MMHがこの秋に発売されて数カ月。

この秋はメインフィールドの干潟でガッチリと釣りこんでます。

通常、この手のMHに近いパワーロッドは70〜80cmクラスのシーバスに照準を合わせているため、中小型のバラシも多く干潟などの数釣りには向かない傾向が見られるのですが、このSOULCLASH99MMHに関しては50cm前後のサイズでもノセ易く、バラシが少ないバランスに仕上がっているのが特徴です。

30gを超えるヘビーミノーをキャストしたときでもしっかりと力を伝え、少ない力を増幅してバネのような反発力を発生するブランクス。

操り手からルアーまでスムーズに力を伝達するしなやかさが、逆に捉えれば、あらゆる種類のバイトを乗せることに一役買ってます。

この秋に大活躍したアストレイアシャロー99Fとの相性もバッチリ。

12gの軽量プラグですら、失速することなく綺麗な飛行姿勢で通常よりもはるか遠くにキャストできます。ここで重要なのは力むことなく7〜8割くらいの力でも十分遠くに飛ぶということ。

シーバスに限らず、ソルトウォーターの釣りは得てしてキャストしている時間が長いという事実があります。

一番疲れにくいキャストフォームと力で最大限の飛距離が出せるタックルバランスが重要なのです。

とくに干潟のウェーディングでは腰まで水に浸かるため、全身の筋力で投げられる陸上と違い、上半身の筋力だけで投げるケースが多いため、少ない力とモーションでキャストできるようなしなやかなロッドとの相性が重要。
また対アカメ戦を想定していることもあり、ガチガチのハードロッドをイメージされる方も多いですが、じつはティップからベリーに関しては吸い込み易く、ノセ易い素直なテーパーになっているのも特徴となってます。

もちろん1mを超えるモンスターを想定しているのでパワーは充分ですが、本当にヤバいサイズと渡り合うには力でなく、バランスが勝敗をわけるというのが自分の考えです。

フックの先端からリールのハンドルまで、自分なりの最適なパワーバランスを追求した結果・・・

●しっかりルアーを吸い込ませる
●反転する際に抵抗感を与えない
●そのあとのランで徐々に反発力を発生して自動的にフッキング
●ブランクのパワーで一気に寄せる
●急激な突っ込みをゴムのようなしなやかさでかわす。

この一連の動作を徹底的に究明して生まれたのがこのロッドなのです。

50cmのシーバスをバラさないくらいの最適なバランスこそ、本当にデカイサイズと渡り合う時にフックをかばい、アングラーをサポートしてくれる最大の武器になると考えてます。

SOULCLASH99MMHをお手にされた方々。ぜひ体感していただければと思います。