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[テスターレポート]丸山政寅Vol.22 キールバイブ75で潮目を狙う

春先のメインベイトと言えば、河口周辺やサーフエリアに集まってくる稚鮎の群れ。
北陸地方は特に天然遡上の稚鮎が豊富に見られるエリアです。

稚鮎は河川を遡上する前に河口部周辺やその近くのサーフエリアに集まってきます。しかしながら海水温は13℃位でまだまだ低い事から比較的水深のあるエリアに集まっている傾向があります。

また、稚鮎は朝マズメのタイミングで移動するため、釣行はベイトの動き出し合わせて暗い時間帯からポイントへ入る方が釣果に繋がります。

さて、河口部やサーフで稚鮎のサイズに合わせたルアーと言えば間違いなくエクリプスのニューカマーの『キールバイブ75』の出番です♪

このキールバイブ75の『スローでもアクションする』という特徴は、水深のあるサーフの潮目周辺を狙ったゲーム展開で特に活躍してくれました。

まずは潮目周辺にキャスト。
ボトムまでしっかりとキールバイブ75を着底させてリトリーブしてくるのですが、キモは潮の流れの変化に応じてリトリーブスピードを変化させる事。流れの変化と言うとイメージが湧かないかもしれませんが、言い換えると引き抵抗の違いを感じるといった感じです。

一定のスピードでリトリーブしている時に集中していると、引き抵抗が大きくなったり小さくなったりする瞬間があると思います。それが水中でキールバイブ75が潮目などの流れの変化を通過している時のサインなんです。 今回のキモは、引き抵抗が大きくなった(潮が速い)時にリトリーブスピードをスローに変化させ、引き抵抗が小さくなったら元のスピードに戻す。スローでも波動を出すアクションを発生させるキールバイブ75の特徴を活かしたメソッドです。リトリーブスピードに変化を付けたタイミングでバイトが頻発します!

今回は春の北陸地方では定番のサゴシでしたが今後、海や河川のシーバスゲームで活躍してくれるはずです。
基本は巻くだけでヒットに繋がるのがバイブレーションですから多くの方々に使ってもらいたいルアーです。