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【ニンベン修行記】Vol.63 地形把握の重要性

スタッフのニンベン仲村です。

シーバスフィッシングにおける秋の風物詩「落ち鮎

関東以外のアングラーには意外かもしれませんが、落ち鮎パターンは東京湾では馴染みが薄いんです。東京湾に流入する河川にも鮎は居るのですが、堰などの影響で雨の増水以外でパターンが成立しずらいようです。

そんな状況ですが、落ち鮎パターンをやっておきたくて鮎の居る河川の中流部に釣行しました。

 

早朝の満潮から釣りを開始すると、下見に来た時に見た瀬が見当たりません(焦)

 

台風で地形変わった?

 

と焦っていると、潮位が下がるにつれ中州が顔を出し、瀬が形成され始めました(笑)

 

まずは、うろ覚えの地形をハッキリさせるためにアストレイア99F-SSR地形調査です。

少し潜るアストレイア99F-SSRでティップを下げてミディアムスピードで引き倒します。アストレイア99F-SSRは60cm位潜るので、それより浅い所ではゴゴゴっとボトムを小突き、深い所ではボトムに当りません。これを繰り返しながら、色々な場所を通して地形を把握していきます。この時のボトムを小突く感触で、ボトムが砂なのか?ドロなのか?といった底質も把握できます。

これは河口や干潟などのシャローでも使えるワザなので是非お試しください。

 

瀬が本流にぶつかる場所、いわゆる「瀬落ち」と呼ばれる場所に段差があるのが分かったので、そこをアップから流したり横切らせたりと集中的に攻めました。

しかしバイトが出ないまま明るくなり、潮位も下げきってしまったため失意で帰ろうとすると、浅瀬でカモメと鵜が大量に羽を休めています。

 

もしや落ち鮎狙いの鳥??

 

ということで、魚も釣っていないし悔しいのでリベンジ決定です(笑)
瀬落ちを歩き周り、形状をしっかりチェック。山立てしてその場所を記憶してから車に戻りました。

しっかり寝てから夕方の満潮から再チャレンジです。
瀬の流れが出始める頃に、朝にチェックしたポイントに入り直してランドラゴ120Fを流れに乗せて流し落とすと待望のバイト

60cmに届かない小型でしたが、非常に嬉しい1尾となりました。

落ち鮎は確認できませんでしたが、鮎を意識した魚だと思います。

そして朝の釣行で地形を把握していなければ釣れなかった魚だと思います。

地形を把握することの大事さを再確認した釣行でした。

Rod:Obelisk80ML Rapier
Line:VARIANT PE1.0
Lure:LANDRAGO120F #131落ち鮎