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[テスターレポート]大石浩史Vol.44 信頼のロッド&ライン

静岡の大石です。
今回は私が信頼出来るロッド&ラインを紹介したいと思います。

各社からサーフやヒラメ専用のロッドが発売されていますが、自分がサーフからヒラメを狙うロッドで重要視しているのがバットパワーです。

一口にバットパワーというと「バットが硬ければ良い」という風に聞こえてしまうので、もう少し具体的に掘り下げていくと、重要になってくるのがこの2つだと思います。
・掛けてからヒラメを浮かせられる
・波打ち際で波に乗せてズリ上げられる

もしバットがカチカチに強いロッドだと、ヒラメを浮かす事はできても波打ち際の攻防で、引き波で急激な負荷が掛かってフックアウトしてしまいます。またブリのような引きの強い魚を掛けた場合、それなりの強度を持ったラインとフックを使っていないとラインブレイクやフックが伸びたりしてしまいます。なのでカチカチのバットではなく、それなりに粘り強さも必要だと感じています。

自分が使うレクシータ107MMはバットがある程度曲がります。

そのうえで曲がってもリフトパワー(トルク)が無くなりません。むしろ曲げこむほどパワーが出てきます。そのため魚を掛けてからも浮かせる事が出来るし、波打ち際の急激なテンション変化にもロッドが追従してバラシが非常に少なく愛用しています。バラシに悩むアングラーにはオススメです!

次にラインですが、ヴァリアントPE1.2号を使っています。


サーフでは少し太いと思う方もいるかもしれません。実際にサーフからヒラメを狙うのに0.8号や1.0号でも問題無く使えます。自分も以前は1.0号を使ってましたが、重量級のルアーを長時間フルキャストしているとラインの劣化が進み高切れをすることがありました。もちろんルアーはロスト…。1.2号を使うようになってからは、ほとんど高切れしなくなりました。それと良いサイズが魚を掛けても安心して強気のファイトを出来るのメリットです。

もちろん太目のラインを使うデメリットもあります。まず、細いラインに比べて風や流れの影響を受けやすい事。あとは飛距離も落ちます

ただ、自分の納得のいく飛距離は出ていますし「ラインによる飛距離の差で釣果が大きく変わる」というケースもそこまで多くないので、自分は1.2号に落ち着いています。

昨年2月にキャッチした80cmの座布団ヒラメも、年末にキャッチした85cmのブリもレクシータ107MMとヴァリアントPE1.2号のコンビです。

どちらの魚も強いラインを使う安心感から主導権を渡すことなく浮かせて寄せられましたし、レクシータのバットパワーと粘りで余裕を持ってズリ上げられました!

人それぞれに考え方やスタイルがあるので、タックルやラインもそれぞれです。バラシや高切れ等で悩んでいる方は参考にして頂ければ幸いです。

今回は、ロッドの「魚を掛けてから」の事しか書きませんでしたが、操作性やキャストなどについても機会があれば書きたいと思います。