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【テスターレポート】松本真吾 vol.31 激シブ期間のヒラスズキゲーム

徳島の松本です。

西高東低の気圧配置が続く四国東南部のヒラスズキゲームは、一年で最も激渋モードに突入します。今年も強い北風が吹く影響でベタ凪の日々が多く、また表層水温が下がり、ベイト、ヒラスズキと共にナーバスな状態が続いています。

 

そんな中。週末に東よりの強い風が吹く予報に合わせ、室戸岬周辺の地磯に出掛けて来ました。プロトロッドの強風時でのテスト釣行です。

 

 当日の室戸岬周辺は、東北東の風9メートルの強風でショアラインには真っ白なサラシが至るところに広がり、ヒラスズキにはうってつけな状況。早速タックルを作りエントリーします。

 

 この時期のメインベイトは波打ち際に群れるナミノハナ! 寒グレ狙いの餌釣り師が使うコマセ餌に居着くナミノハナを求め回遊して来るヒラスズキが狙いです。

 

 そこで先発にチョイスしたは、アストレイア99F ミラージュベイト。小さめのサイズでキャストしずらいのですが、飛距離がいらない波打ち際が狙い目である事とベイトサイズに合わせての選択です。また、ナミノハナパターンの好実績カラーです。

 

 実釣開始。ここぞと思うサラシを一つ一つ丹念に探り移動を繰り返して行きます。強風時でも振り抜きがよくキャスト精度の良さを実感できるプロトロッドに仕上がっています

 

 すると、点在するハエの裏側に発生する濃いサラシで数十匹のナミノハナを発見。

 

 サラシのタイミングを見計らいキャスト! リトリーブするないなやコツコツとティップが入りヒット。しかし、一発目のエラ洗いでバラシてしまう!

 

 その後も直ぐにバイトがあるがフックアップには至らず。何かが合ってない?

 

 そこで、ヨレで群がるナミノハナをイメージし、バロール90にチェンジして先ほどのサラシを漂わして見る。すると一投目からガッンと明確なアタリ。今度は慎重にファイトし取り込んだのは小型のヒラスズキ!どうやらこのスポットに数匹の群れが居るようだ。

 

 再度、同じタイミングでキャストしバロールをゆらゆらとコントロールすると、再び明確なアタリが伝わった!ばっちりフッキングが決まり見事ヒット!

 

 少しサイズアップした魚影を上手く誘導しランディング成功! 中型のヒラスズキであった。極寒期の渋いシーズンだけに、サイズじゃない価値をしみじみ実感できる!

 結局、この一匹が最後となりゲームセットとしました。