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[テスターレポート]松本真吾Vol.26 荒れの直後の狙いどころ

徳島の松本です。

春は南からのウネリにより波が立つことが多く、サラシを好むヒラスズキには好条件になる日が増えます。

しかし好条件の日ばかりでは無く、荒れ過ぎてしまう「ババ荒れ」と呼ばれる状態になってしまう事もしばしば。そうなると底荒れしてしまい、ショアライン(沿岸)のベイトはおろかヒラスズキすら移動してしまいます。

 

先日釣行した際も、低気圧が通過した後で、前夜からウネリを伴う大荒れでした。岸際のシャローは濁りが入り底荒れ。そのうえ波も3メートル程と余波が残る状況でした。

当然、シャローはちぎれた海藻と濁りで釣りにならずアウト!

私は今回のように大荒れの後は、ベイトが待避しやすいポイントを選択しています。具体的には、磯の近くの「漁港」や、底荒れの影響を受けずらい「沖目に点在する大岩の裏側」といったポイントです。

当日のポイントも、70メートル程沖目に点在する大岩に大きなサラシが発生するポイントで、荒れ後の実績のあるポイントです。

通常のミノーでは届かないスポットとわかってましたから、エクリプスコラボのぶっ飛び君95Sをチョイス。当然、この時期のメインベイトのキビナゴをイメージしてリアルキビナゴカラーを選択しました。

 

三投目にショートバイト。四投目にも反応がありますが、フッキングには至りません。「魚は居る!」と確信を得られたのでアプローチを変えてみることに。

潮流の速さを考慮し、引き抵抗が弱い時は普通にリトリーブし、サラシや引き波等で引き抵抗が強くなった時はリトリーブを止め、漂わせるイメージで流し込んでみました。

すると先ほどのショートバイトとは明らかに違う明確なバイトでヒットです!

キャッチしたのは60クラスの中型のヒラスズキ

中型サイズという事に加え、荒れた後という状況を考えると群れで居る可能性があると思い、サラシが広がるタイミングを見計らい同じコースにアプローチを繰り返すとガツンと金属的なバイト!

フッキングが決まるとヒラスズキ特有のエラ洗いを連発!しかも先程より重量感がある印象です。浅場に誘導し上手くランディングしたのは70クラスの良型でした(⌒‐⌒)

2尾キャッチしたところで潮位が下がってしまい、大岩を乗り越えてくる波が少なくなりサラシが不十分に・・・。当然アタリも遠のきゲームセットとしました。

荒れた後でポイントに付いたらド茶濁り・・・。

諦めて帰る前に、底荒れの影響を受けにくい沖の根回りをチェックしてみてください!

厳しい状況の時こそ、魚が固まっている事が多いです。そこを見つけられれば多くの魚に出会える確率ががググっと上がるので頑張ってみてください。


Rod:REXEATER107MM
Lure:Buttobikun95S

 

磯での釣行は安全第一!
釣りを楽しむ為には、無理せず場所を変える勇気も必要です。十分すぎるほどのマージンを確保して釣りをして下さい。